ダイジェット工業、高硬度材加工用エンドミル 高温・酸化・衝撃に耐性
ダイジェット工業は高硬度材加工用の刃先交換式エンドミル「ワンカット70SEHH形」を15日に発売した。
物理気相成長(PVD)でナノメートルサイズ(ナノは10億分の1)のアルミニウムチタンクロムなどを積層する独自開発の被膜「DH1」を採用。エンドミル加工における高温や酸化、衝撃などへの耐性に優れる。工具本体は剛性のある設計で工具の倒れを最小限に抑え、焼入れ鋼など高硬度材を効率的に加工できる。
エンドミル先端のコーナー部が角形のスクエアタイプを10種、コーナー部が丸いコーナーRタイプを28種用意した。消費税抜きの価格はスクエアタイプの直径2ミリメートルが6940円、同20ミリメートルが5万7100円。コーナーRタイプの同3ミリメートルが1万1000円、同20ミリメートルが7万9900円。金型などの荒加工から仕上げ加工向けで、初年度に売上高5000万円の販売を目指す。