日本工作機械工業会が27日発表した工作機械の8月受注実績は前年同月比36.3%増の1336億4200万円で、8月の過去最高を記録した。増加は9カ月連続となる。内需は自動車をはじめ主要業種の堅調が続き、外需は前月割れになる季節要因を吹き飛ばし、前年同月比、前月比とも増加した。
内需は同20.2%増の518億2300万円。一般機械、自動車、電気・精密の主要業種が大幅増だった。一般機械は半導体製造装置関連がけん引した。
外需は同48.9%増の818億1900万円。夏季休暇期間ながら前月比でも4.3%増だった。中国の市況回復とスマホ関連、韓国での10億円規模の航空機関連が全体を引き上げた。