ダイジェット「マックスマスター」シリーズ拡張 スチールシャンクタイプなど
ダイジェット工業は、好評の両面4コーナ仕様の高能率荒加工用工具「マックスマスター」に、スチールシャンクタイプ(GMX形)および低抵抗形インサート「SLブレーカ」(ENMU-SL形)を追加発売した。
金型の荒加工において、既存のモジュラーヘッド+超硬シャンクアーバ(頑固一徹)に比べコストメリットのある、スチールシャンクタイプの要望を受けシリーズ化。また、難削材の高能率荒加工に最適な低抵抗形インサートも揃え、幅広い被削材に対応できるラインナップとした。
マックスマスターは、小型で切削抵抗が低い独自の3次元ブレーカインサートを採用した多刃工具、かつインサート両面4コーナ仕様で経済的な高能率荒加工用工具。φ50の炭素鋼加工で抜群の切りくず排出量(Q=317立法cm/min)を実現した。インサートの厚みを4㎜と厚くし、断面強度は従来品比20%アップ、幅広い切削条件下で安定加工が行える。
刃先強化形のPHブレーカにより、耐欠損性に優れ高負荷切削に対応。低抵抗形インサート「SLブレーカ」を追加ラインナップし、高能率荒加工を実現する。
インサート材種は、新PVDコーティング材種「JC8118」「JC7560」に加え、SLブレーカ材種「JC7550」を採用し、プリハードン鋼、焼入れ鋼、ステンレス鋼、チタン合金まで幅広い被削材に対応する。
主な用途は、炭素鋼、工具鋼、プリハードン鋼、焼入れ鋼、鋳鉄、ステンレス鋼、チタン合金などの平面・ポケット加工、ヘリカル加工、曲面加工、溝削り加工としている。
シャンクタイプGMX形は、サイズφ16~φ32の計8形番で、標準価格は2万5300円~4万7300円(税抜)。
低抵抗形インサートENMU-SL形(形番ENMU100412ZER-SL、インサート材種JC7550)は、標準価格1180円(税抜)。
ニュースソース:名古屋機工新聞(http://www.kikou.co.jp/)