イスカル 工具の技術セミナー開催 加工事例報告
イスカルジャパンは、同社の神戸テクニカルセンターでユーザーテクニカルセミナーを開いた。製品説明にとどまらず、イスラエルの大手切削工具メーカーであるイスカル製の切削工具を使う顧客に加工事例を報告してもらったのが特徴。14回目となる今回は約110人が参加した。
ダイカスト金型の加工を手がけるメーカーは金型の平面加工時に面粗さを課題としていたが、イスカルの仕上げ加工用ミーリング工具の使用で面粗度が改善した例を紹介した。5軸立型マシニングセンター(MC)などを用いた工具のデモ加工も披露された。
イスカルは2018年10月に新製品「LOGIQ」シリーズを投入した。岡田社長は「開発コンセプトは加工時間短縮と機械の稼働率向上への貢献。生産コスト削減を実現できる」と力を込めた。