デンソー、米ハネウェルと提携 空飛ぶクルマ開発
デンソーと米航空機部品大手ハネウェル・インターナショナル(ニュージャージー州)は、電動航空機向け推進システムの開発で提携した。モーターとインバーターで動力をつくるシステムで、街中を高速に移動できる「空飛ぶクルマ」の実用化に貢献する。
デンソーはトヨタ自動車と共同でハイブリッド車(HV)向けにモーターやインバーターを手がけており、高い競争力を持つ。航空機向けの技術開発に強いハネウェルと組み、電動航空機分野に参入。自動車以外の分野にシステム供給の裾野を広げる。
空飛ぶクルマをめぐっては欧エアバスや米ボーイングといった航空機メーカーや、米ウーバー・テクノロジーズなどベンチャー企業が開発を加速している。世界各国で課題となっている交通量の増加を解決する手段として、実用化が期待されている。