住友電気工業は米国における航空機関連の産学官連携機関「OMIC R&D」(オレゴン州)に参画した。航空機のエンジンや構造部品に関連するメーカーなどにアプローチして最新の切削加工ニーズを把握し、自社の切削工具開発に生かす。
住友電工は欧州でも英AMRC、独ICTMといった航空機関連コンソーシアムに参加している。各市場のニーズを把握して、航空機向けの高能率、長寿命な切削工具開発を加速する。
OMIC R&Dは2017年に米ボーイングやオレゴン州、同州立大学、オレゴン工科大学、ポートランド州立大学、民間企業などが主導して設立した。航空機産業分野の金属加工技術の研究開発や人材育成に取り組んでいる。