総受注高前年同月比39.7%減の299億円 6月度金属工作機械受注
中部経済産業局が7月31日に発表した令和元年6月度金属工作機械受注状況によると、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、FUJI、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の総受注高は、前年同月比39・7%減の299億6000万円となり、8か月連続で前年を下回った。前月比は14・8%減だった。総受注高が300億円を割るのは平成25年4月以来74か月ぶり。
国内受注は、前年同月比43・5%減の99億9400万円となり、7か月連続で前年を下回った。前月比は16・7%減だった。主力の一般機械工業向けが前年同月比39・4%減の52億6200万円と8か月連続で前年を下回り、自動車工業向けも同55・0%減の25億3400万円と7か月連続で前年を下回った。
海外受注は、前年同月比37・6%減の199億6600万円となり、8か月連続で前年を下回った。前月比は13・8%減だった。
北米向けが前年同月比37・3%減と5か月連続で前年を下回り、ヨーロッパ向けが同31・2%減、アジア向けが同44・7%減とともに8か月連続で前年を下回った。シェアは、アジア(トルコを含む)向け35・4%、北米向け32・8%、ヨーロッパ向け27・6%。
国別にみると、1位のアメリカが62億6600万円(前年同月比18・8%減)、以下、中国39億7200万円(同52・9%減)、ドイツ17億9700万円(同25・9%減)、インド15億5200万円(同75・8%増)、イタリア8億6500万円(同46・6%減)の順となった。
販売額は、前年同月比10・8%減の354億4700万円となり、2か月連続で前年を下回った。前月比は6・8%増だった。
受注残高は、前年同月比13・7%減の2070億2400万円となり、3か月連続で前年を下回った。前月比は4・5%減だった。
ニュースソース:名古屋機工新聞(http://www.kikou.co.jp/)