住友電工、アルミ合金加工カッター拡充 小型設備に対応
住友電気工業は、アルミニウム合金加工用の多結晶ダイヤモンド(PCD)カッター「アルネックスANX型」の本体に、モジュラー型など33種の新製品を追加し、計70種に拡充した。
自動車で採用が増えるアルミ製軽量部品の高速・高能率加工や小型加工設備に対応する工具の需要を取り込む。消費税抜きの価格は7万―35万円。刃先(ブレード)と合わせて2年後に年間売上高3億円を目指す。
モジュラー型を新設し、刃径25ミリ―40ミリメートルの7種を加えたほか、柄付き8種と仕上げ加工などに使うシェル型18種を追加した。
アルネックスは、アルミ合金製ボディーで、刃径100ミリメートルで1・0キログラム以下と、小型加工設備に対応する軽量工具。1インチ当たり4・5刃の多刃設計が可能で、送り速度毎分3万ミリメートル以上の高能率加工ができる。