3月の工作機械受注、前年同月比28%増で過去最高更新 日工会
日本工作機械工業会(日工会)が28日発表した3月の工作機械受注(確報値)は、前年同月比28・0%増の1934億7000万円となり、過去最高を更新した。従来最高の18年3月の1826億6000万円を上回った。9カ月連続のプラス。外需が同40・4%増の1429億9700万円とけん引した。外需も25年12月の1187億3800万円を上回り過去最高だった。中国を中心とするアジアが好調だった。
外需の地域別では、アジアは同35・3%増の750億円で、このうち中国は同42・3%増の513億円。いずれも26年1月を上回り過去最高だった。同日都内で会見した坂元繁友会長(芝浦機械社長)は「電気自動車(EV)関連で大きな設備投資があった。データセンター(DC)やヒューマノイドロボットも増えている」と中国の好調要因を挙げた。
インドは同18・8%増の116億円で、初めて100億円を超えた。電子機器製造受託サービス(EMS)関連の需要が続く。
北米は同57・9%増の430億円で、25年12月を上回り過去最高。欧州は同35・4%増の223億円となり3カ月ぶりに200億円を超えるなど、主要地域がいずれも伸びた。
内需は同2・5%増の504億7300万円となり、3カ月連続のプラス。500億円超えは42カ月ぶりだが、坂元会長は「久しぶりに500億円を超えたがダイナミズムに乏しい」と分析する。
主要4業種のうちプラスは電気・精密のみで、最も数値の大きい一般機械は同3・7%減の184億円で4カ月ぶりにマイナス。自動車は同29・6%減の83億円で、6カ月ぶりにマイナス。足元では設備投資を抑え既存設備を維持する状況が目立つという。ただ、坂元会長は今後について「底抜け感はあり、秋以降に自動車関連は期待できる」と見通す。
25年度の受注総額は前年度比12・9%増の1兆7046億6700万円だった。歴代3位の数値で、外需が同18・1%増の1兆2585億7100万円で、過去最高を更新した。内需は同0・4%増の4460億9600万円で、3年連続の5000億円割れ。
