三興製作所、4枚刃エンドミル拡充 切りくず排出性向上
三興製作所は、切りくずの排出性を大幅に向上させた4枚刃不等分割超硬エンドミル「HGFLX」シリーズを拡充する。従来のショート刃長に新サイズを追加したほか、7月からはレギュラー刃長とロング刃長の2タイプを発売した。
製品群の拡充により、さまざまな機械部品加工のニーズに対応する。
同シリーズは、独自の不等分割刃や多層コーティング技術の採用により、切りくずの排出性や切削性能を大幅に向上させた。一般鋼から難削材までさまざまな被削材に対応可能だ。
ショート刃長では、刃の外径が7ミリ―18ミリメートルまでの7サイズを追加。さらに外径に対して刃長がより長いレギュラー刃長とロング刃長の2タイプをシリーズ化し、7月に発売開始した。いずれも外径が3ミリ―25ミリメートルまでの製品を用意した。
レギュラー刃長は15サイズで、価格は9800―16万1900円(消費税抜き)、ロング刃長は11サイズで、価格は1万3300―20万2400円(同)。3タイプ合わせて年間1億5000万円の売り上げを目指す。