三菱ふそう、中型トラック「ファイター」に4気筒エンジン追加
三菱ふそうトラック・バスは、中型トラック「ファイター」に4気筒エンジン搭載車を追加して発売したと発表した。
総排気量3.9リットルで、従来型の同7.5リットル6気筒エンジンと比べエンジン重量を約220キログラム軽量化した。
2016年排出ガス規制に適合したほか、15年度重量車燃費基準プラス5%を達成した。
新型4気筒エンジン「4V20」の軽量化により、6気筒エンジン搭載車に対して最大約300キログラムの重量軽減を実現。車両総重量(GVW)8トン級ではトップクラスの積載量を確保した。最大トルクは520ニュートンメートル。小排気量化による発進時のもたつき感を減らすため、アイドリング時にエンジン回転数を上げて発進性能を高める「ローンチ・アシスト」を搭載した。
ファイターは6気筒エンジン搭載車の販売も続ける。恩田実エンタイヤービークル開発統括部長は「地場配送が主体の顧客には新型エンジン搭載車を、長距離配送がメーンの場合には6気筒エンジン搭載車を推奨する」とし、すみ分けが可能なことを強調した。