スズキ、ミャンマーに4輪工場 年産能力4万台
スズキは、ミャンマーに4輪車の新工場を建設すると発表した。新設に伴う総投資額は120億円。生産能力は年間4万台で、週内にも着工し、2021年9月の稼働を目指す。ミャンマーの自動車市場は拡大が見込まれており、需要に応えていく方針。
現地で4輪車の生産・販売を手がける子会社「スズキティラワモーター」の新工場として設立する。溶接や塗装、車体組み立てを行う。溶接と塗装ラインは22年9月に本格稼働する計画。ティラワ工業団地内に設ける。既存工場を含めた工場敷地面積は約20万平方メートル。新工場の建屋面積は約4万2000平方メートル。
スズキはミャンマーに設立した合弁会社で、99年に2・4輪車の現地生産を始めた。現在、二つの工場で小型車「スイフト」など4車種を生産する。19年の生産台数は1万3300台、販売台数は1万3206台。新車販売のシェアは60・3%になったという。