スズキの4―6月期、最高益更新 国内・インド好調
スズキが2日発表した2018年4―6月期連結決算は売上高、営業、経常、当期の各利益ともこの期で過去最高となった。2期連続の増収増益。国内は軽自動車が堅調に推移し小型車も伸び、インド事業も好調だった。4輪車の世界販売は86万2000台(前年同期比16.3%増)と過去最高だった。
国内売上高は軽自動車「スペーシア」や小型車「クロスビー」などの販売増で2963億円(同11.0%増)。国内の4輪車販売は17万3000台(同8.5%増)、生産は24万4000台(同4.7%増)。海外売上高はインドの販売台数が過去最高を記録し、6912億円(同14.7%増)だった。
予想を上回る好調ぶりだが19年3月期は「次世代技術の研究開発費を増やす」(長尾正彦取締役常務役員)とし、期初予想を据え置いた。また7月に発売した軽4輪駆動車「ジムニー」は受注好調で、湖西工場(静岡県湖西市)のライン増強などで約3割増産する考えを明らかにした。