総受注高4か月連続で前年上回る 7月度金属工作機械受注状況
中部経済産業局が8月31日に発表した平成29年7月度金属工作機械受注状況によると、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の総受注高は、前年同月比16.1%増の407億7200万円となり、4か月連続で前年を上回った。前月比は9.6%減だった。
国内受注は、前年同月比8.7%減の139億1700万円となり、4か月ぶりに前年を下回った。前月比は8.4%減だった。主力の自動車工業向けは前年同月比5.5%増の44億400万円と7か月連続で前年を上回ったものの、一般機械工業向けが同25.9%減の65億1900万円と4か月ぶりに前年を下回った。
海外受注は、前年同月比35.1%増の268億5500万円となり、2か月連続で前年を上回った。前月比は10.2%減だった。北米向けが前年同月比30.3%増と2か月連続で前年を上回り、ヨーロッパ向けが同45.5%増、アジア向けも同22.8%増とともに4か月連続で前年を上回った。
シェアは、アジア(トルコを含む)向け33.7%、北米向け30.3%、ヨーロッパ向け29.2%となっている。
国別にみると、1位のアメリカが69億9300万円(前年同月比40.1%増)、以下、中国48億2500万円(同38.0%増)、イタリア17億6600万円(同70.8%増)、ドイツ17億3700万円(同16.1%増)、ポーランド12億8200万円(同421.1%増)の順となった。
販売額は、前年同月比2.2%増の292億700万円となり、4か月連続で前年を上回った。前月比は8.4%減だった。
受注残高は、前年同月比10.1%増の1808億5900万円となり、4か月連続で前年を上回った。前月比は8.2%増だった。
ニュースソース:名古屋機工新聞(http://kikou.co.jp/)