中部クリーン、クーラント液自動供給装置を拡販 中小製造業向け
中部クリーンは、工作機械向けの「クーラント液自動希釈供給装置」を拡販する。同装置は約20台分の工作機械に必要なクーラント液を自動生成し、供給できる。従業員の働き方改革の観点から工場の無人化、省人化を検討している中小企業に対する提案を強化する。年間60台の販売を目指す。
クーラント液自動希釈供給装置は一定濃度のクーラント液を自動生成して、工場内の工作機械に自動供給することが可能。
全自動と半自動のタイプを2種類用意。全自動の場合は工作機械に対し、クーラント液を自動補充することができる。半自動はハンドバルブの開閉作業が必要。タンクの大きさは350リットルと500リットルの2種類から選択できる。
中部クリーンは2013年にジャパンセパレーターから機械加工用クーラント液関連装置事業を買収し、工場向け設備事業に参入した。現在、同装置を含めた浮上油回収装置やろ過装置などを生産する環境事業部の売上高は年間4億2000万円。工場の自動化・省力化需要の高まりを受け、クーラント液自動希釈供給装置を中小製造業向けに拡販する。