タンガロイ、旋削加工用工具 芯高調整簡易に
タンガロイは、深穴内径旋削加工用工具「ボア・マイスター」シリーズに、芯高調整用デバイスを追加し、発売を開始した。
旋削加工における芯高調整を簡易的に行える。1種類のデバイスで複数の工具径に対応する。消費税込みの価格は9603円から。初年度に175万円の販売を見込む。
デバイスのセレーション(溝形状)部に設けた磁石により、防振バーへの簡単な取り付け・取り外しが可能で、工具の高い操作性を実現する。工具径16ミリ・20ミリ・25ミリメートル用と、同32ミリ・40ミリ・50ミリ・60ミリメートル用の2種類をそろえた。
ボア・マイスターは独自の振動抑制機構により、深穴加工時の加工面の品位低下やインサート(刃先交換チップ)の異常損傷の発生を抑制。これにより、L/D(工具突出長と工具径の比)が最大10の深穴内径旋削加工を安定して行える。