切削工具を効率管理、発注まで自動化 共立精機が収納庫
共立精機は、ドリルやエンドミルなどの切削工具を効率的に収納・管理できる「刃具ストッカ」を発売した。省スペースで多数の交換工具を収納でき、在庫管理機能も搭載。工具6種(収納棚3段×2列)を17本ずつ収納できる基本仕様の価格は429万円(消費税抜き)。年間10台の販売を目指す。
本体寸法は高さ1373ミリ×幅520ミリ×奥行き732ミリメートル。ストッカー内に収納した工具はチェーンで1本ずつ送り出す方式。在庫減少時などはアラートで知らせ、基幹システムとデータ連携することで工具の発注管理も自動化した。工具の収納数や棚の数、工具径などのカスタマイズは個別に対応する。
同社はツールプリセッターにロボットなど複数の機器を組み合わせて刃先測定、工具交換・収納などを自動化する「刃具自動交換システム」を手がける。同システムにストッカーを組み込めば、24時間の無人稼働が可能になる。自動化システムとともに提案し、自動車関連メーカーなどの量産工場に導入を狙う。