タンガロイ、アルミ超高速カッター拡充
タンガロイは、アルミニウムの超高速加工用カッターシリーズ「タングスピード・ミル」に、多結晶ダイヤモンド(PCD)インサート(刃先交換チップ)とカッターボディーを拡充し、発売した。インサートはコーナーR仕様と、切れ刃長が長い仕様(ロングエッジ)を追加した。新商品全体で初年度に1100万円の販売を見込む。
コーナーR仕様はR0・4ミリメートルと0・8ミリメートルをそろえ、立壁の隅にR指定のある加工物などに対応可能。ロングエッジ仕様は切れ刃長が従来比3・0ミリメートル長い9・5ミリメートルで、外周切れ刃とチャンファ部に刃先処理を施し、大きな切り込み部の加工でもチッピングや欠損が起きにくくした。価格は主な型番の「YDEN060304PDFR―D DX110」が9295円(消費税込み)。
カッターボディーは刃数が少ない仕様を追加。工具径50ミリ―160ミリメートルで6―20枚のアイテムをそろえた。同時接触刃数が少なくなり、ビビリやうねり発生を抑えられるため、切削幅の広い加工に適する。価格は代表型番の「EPYD06M050C32.0R06」が12万9030円(同)。