不二越、超硬工具に新タイプ セミロング加工用
不二越は超硬工具「アクアREVOシリーズ」を拡充した。ドリルとエンドミルにそれぞれ新タイプを追加。従来の長寿命・高能率・多用途という特性を持たせつつ加工領域を広げることで、シリーズ全体としてユーザーの用途に幅広く対応する。
超硬ドリル「アクアREVOドリル」は、従来の一般的な加工深さ用(レギュラー)と浅い穴用(スタブ)に加えて、新たにセミロングを設定した。切りくず排出性を高めたほか、直径に対して7倍の深さまで加工できる。
従来は5倍までだった。寸法範囲は直径2・0ミリ―16・0ミリメートル。価格は直径6・0ミリメートル、全長102ミリメートルのドリルが1万3750円(消費税込み)。
超硬エンドミル「同ミル」は、ギャッシュランド形状で刃長1・5Dの2枚刃と4枚刃を追加した。寸法範囲は直径1・0ミリ―20・0ミリメートル。価格は2枚刃式で直径6・0ミリメートル、全長50ミリメートルのエンドミルが3498円(同)。
また、ネジ加工用切削工具(タップ)「ハイパーZタップシリーズ」でも、高硬度鋼などの加工に向けた「ロースパイラルタップ」に大径寸法を追加した。
寸法範囲はM14―M24で、並目・細目の計12寸法をそろえた。価格はM14、全長88ミリメートルで7073円(同)。