三菱マテリアル、刃先振れ調整式鋳鉄用カッター
三菱マテリアルは刃先振れ調整式鋳鉄加工用正面削りカッター「WSF406W」を発売した。
ホルダー12製品、インサート2製品、部品2製品で構成。低抵抗インサートと刃先振れ調整機能により、良質な加工面と生産性を実現した。価格は「WSF406WR08006CN」が12万2100円(消費税込み)。
独自開発の「両面Z形状」インサートを採用。ネガ(両面)インサートながらも切削抵抗を従来比23%低減し、ポジ(片面)インサート並みに抑えた。コーナー部をC面形状とし、被削材のコバに厚みを持たせて強度を高くすることでクラック発生を抑制できる。
また、費用対効果の高いM級精度インサートながらも、正面振れ0・01ミリメートル以下の刃先調整が可能で、幅広い切り込み量や送り量に対して面粗さ(Ra)1・6マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以下を実現した。