4月の新車販売、「ヤリス」8カ月連続首位
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した4月の車名別新車販売は、トヨタ自動車の小型車「ヤリス」が8カ月連続で首位だった。2位はホンダの軽自動車「N―BOX」で、軽としては17カ月連続で首位だった。3位のトヨタの小型車「ルーミー」は前年同月比2・4倍。2020年9月にマイナーチェンジした。4位はスズキの軽「スペーシア」、5位はダイハツ工業の軽「ムーヴ」、6位はダイハツの軽「タント」が続いた。
登録車の上位10車種のうち、7車種がトヨタ車。20年6月にフルモデルチェンジしたスポーツ多目的車(SUV)「ハリアー」は同4・6倍と伸びた。
2020年同月に新型コロナウイルス感染拡大による生産調整や来店控えがあった反動で、上位30車種のうち、大半が前年を上回った。新型車や特別仕様車も販売を押し上げた。ただ足元ではコロナ感染が再拡大しているほか、半導体不足の生産への影響が懸念され今後の販売動向は不透明だ。