渋谷工業、省スペースレーザー加工機 中小向け加工領域広げる
渋谷工業はコンパクトファイバーレーザー加工機「ファルコン―Sファイバー」を発売した。二酸化炭素(CO2)レーザー加工機で板金加工をする中小企業を主な対象に、加工領域を広げつつ、省スペース化による生産性向上につながる効果を提案する。価格は4000万円(消費税抜き)。初年度20台の販売を目指す。
同加工機は出力2000ワットの同社製レーザー発振器と数値制御(NC)を搭載したオールインワン構造。幅2450ミリ×奥行き2425ミリ×高さ1950ミリメートルとコンパクトな設計ながら、加工範囲は最大1250ミリ×1250ミリメートルに対応する。テーブルは高さが800ミリメートルで手前に引き出せる構造のため、加工対象物(ワーク)供給時の作業負担を軽減できる。
機械内部に発光ダイオード(LED)照明を取り付けたほか、操作パネルを15インチサイズにして視認性を向上させた。