マキタは、半導体商社のマクニカ(横浜市港北区)と半導体調達に特化した共同出資会社を8月に台湾・新北市で設立する。
共同出資会社を通じて調達した半導体を、マキタの電子部品調達先に提供。マキタの主力製品である電動工具などで使用する電子部品の供給が滞らないようにする。
新会社の資本金は700万台湾ドル(約3000万円)で、マキタは85・1%出資する。新会社の社長はマキタの冨田真一郎取締役執行役員購買本部長が兼務する。
半導体不足についてマキタの後藤宗利社長は「生産への影響は出ていないが、綱渡りの状況」として、危機感を募らせる。