刃先に単結晶ダイヤ 住友電工、アルミ切削工具発売
住友電気工業は自動車部品などのアルミニウム合金加工用切削工具「アルネックスANX型」に、バリを抑え光沢仕上げできる化学気相成長(CVD)単結晶ダイヤモンドを刃先に適用した「ワイパーブレードWS型」を追加、発売した。
独自の気相合成技術による単結晶ダイヤモンドにより、高度な耐摩耗性・耐欠損性でアルミ合金の長寿命・安定加工を可能とする。切れ刃をシャープにすることで、アルミ合金加工で生じるバリを長時間抑制する。
消費税抜きの価格は標準品の「ANB1600R―WS SCV10」が、6万9000円。販売計画は初年度1200万円、次年度3600万円。
自動車産業では燃費性能を改善するための部品軽量化に伴い、アルミ合金の使用割合が増加。切削加工の高能率化や工具の長寿命化、加工面品質向上などのニーズに応える。