5月度金属工作機械受注状況 国内受注が前年同月比34・9%増
中部経済産業局が6月30日に発表した平成29年5月度金属工作機械受注状況によると、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の総受注高は、前年同月比10.7%増の391億8700万円となり、2ヶ月連続で前年を上回った。前月比は7.2%減となった。
国内受注は、前年同月比34.9%増の152億7800万円となり、2ヶ月連続で前年を上回った。前月比は2.0%増となった。主力の一般機械工業向けが前年同月比40.3%増の79億3500万円と2ヶ月連続で、自動車工業向けも同22.3%増の42億9200万円と5ヶ月連続で前年を上回った。
海外受注は、前年同月比0.7%減の239億900万円となり、2ヶ月ぶりに前年を下回った。前月比は12.2%減となった。海外受注比率は前月より3.5ポイント減って61.0%となっている。
アジア向けが前年同月比28.5%増、ヨーロッパ向けも同10.6%増といずれも2ヶ月連続で前年を上回ったが、北米向けが同32.1%減と2か月連続で前年を下回った。シェアは、アジア(トルコを含む)向け41.4%、北米向け29.1%、ヨーロッパ向け26.2%となっている。
国別にみると、1位の中国が64億5300万円(前年同月比64.8%増)、以下、アメリカ63億4500万円(同10.5%増)、ドイツ16億2600万円(同34.7%減)、イタリア13億8500万円(同59.7%増)、インド11億9600万円(同125.7%増)の順となった。
販売額は、前年同月比0.4%増の253億9300万円となり、2ヶ月連続で前年を上回った。前月比は1.6%減となった。
受注残高は、前年同月比3.5%増の1671億5000万円となり、2ヶ月連続で前年を上回った。前月比は6.1%増となった。
ニュースソース:名古屋機工新聞(http://www.kikou.co.jp/)