日本機械工具工業会は、2018年度の機械工具の出荷額予想を過去最高の5000億円とした。10年ぶりに記録を更新するとみられる。都内で16日に開いた賀詞交歓会で、牛島望会長(住友電気工業専務)が「5000億円を超えたい」と述べた。
従来最高は07年度の4780億円。17年度は4737億円を見通す。牛島会長は自動車の電動化が商機になるとみており、そうした流れが「今年は顕在化されるだろう」との見立てを語った。
ただ、「中国の工具メーカーが力を付けている」とも話し、会員の切磋琢磨(せっさたくま)による技術向上の必要性を説いた。