シチズンマシナリーは、月内に自動旋盤の旗艦機種「MC20」の年産能力を現在比50%増の100台に拡大する。短軸旋盤3―4台の作業を1台に集約した機種で、受注が増加傾向にある。2021年度に100台の生産を目指す。併せて、主力ブランド「シンコム」の月産能力を30台増やす。
MC20の生産を、本社のある軽井沢工場から近隣の佐久事業所に移す。素形材加工のチャッカー機「GNシリーズ」も生産移管する。軽井沢工場の空いた場所をシンコム機の増産に充てる。
MC20は複数台や再度の受注が多いという。同社によると、高生産性と変種変量を両立する点が評価されている。