5月の新車販売、「ヤリス」が9カ月連続首位 軽は「N―BOX」
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)がまとめた5月の車名別新車販売は、トヨタ自動車の小型車「ヤリス」が9カ月連続で首位だった。2位はホンダの軽自動車「N―BOX」で、軽としては18カ月連続で首位を維持した。
上位10車種のうち9車種が2020年同月の販売台数を上回った。コロナ禍による生産調整や購入マインドの低下の影響で前年は販売不振が深刻だったため、その反動増が出たようだ。今後に関してはコロナ禍の収束の見通しが難しい点や緊急事態宣言延長、半導体供給不足の影響が懸念されるため、見通しは不透明だ。
3位のトヨタの小型車「ルーミー」は前年同月比3・1倍。20年9月にマイナーチェンジした。4位のスズキの軽「スペーシア」は同2・4倍、5位のダイハツ工業の軽「タント」は同3・2倍。軽自動車においては、スライドドア付きで全高が高い車種の人気が続いている。