安田工業、微細・高精度加工向け 立型5軸MC開発
安田工業は、微細な高精度加工向けに立型5軸マシニングセンター(MC)「YMC650+RT20」を開発した。10月をめどに受注を始める。価格は未定だが5000万円程度(消費税抜き)を想定。自動車などの精密金型や樹脂部品、レンズなど光学関連の加工向けに提案し、年20台の販売を目指す。
新製品は、2016年に投入した立型3軸MC「YMC650」の改良版。全軸ダイレクト駆動や高剛性な機体構造、走行振動が少ない精密リニアガイドなどの特徴を受け継ぎながら、テーブルレイアウトを変更した。設置面積は3軸機と同等のコンパクトさを維持したまま、5軸化を実現した。
ストロークを拡張せずに、ワーク(加工対象物)は同社従来機の重量比約2・3倍となる35キログラムに対応できるようにした。