オークマ、欧米向け5軸MC開発 小型で広い加工エリア、高精度と脱炭素両立
オークマは、欧米市場向けにテーブルサイズが直径500ミリメートルの5軸制御マシニングセンター(MC)「ジェノス M560V―5AX」を開発、発表した。ジェノスシリーズの使いやすさを維持しつつ、同クラスの5軸制御MCに比べ小型ながら広い加工エリアと高い加工能力を備え、高精度と脱炭素を両立したという。
価格は標準仕様で4000万円。年間100台の販売を目指す。日本国内での販売は未定。
機械が自律的に高精度を維持する知能化技術「サーモフレンドリーコンセプト」を搭載。それを応用した省エネルギー技術「エコ・スイート・プラス」を標準装備した。クーラントタンクの清掃頻度を激減させる「スラッジレスタンク」も特別仕様で用意した。
床面積は従来機比で25%削減し8・2平方メートルと省スペースながら、加工対象物(ワーク)の径で最大直径700ミリメートルに対応する。