松浦機械、5軸MC中型機刷新 工作物の最大寸法拡大
松浦機械製作所は、5軸制御立型マシニングセンター(MC)の上位製品シリーズ「MAM72」の中型機「MAM72―52V」を発売した。
従来機を大幅に刷新し、工作物の最大寸法を拡大、長時間無人運転の機能を標準装備した。価格は消費税抜きで7790万円。月3台の生産・販売を目指す。
従来の「同42V」を2006年発売以来となるモデルチェンジして発売した。工作物の最大寸法は直径520ミリ×高さ400ミリメートル、重量300キログラムと、径方向で23%増、重量は50%増えた。標準で工具130本の収容装置、15枚の加工パレット交換装置を備え、テーブルはダイレクトドライブモーター駆動で高速化した。
またオプションにより通信規格「MTコネクト」によるIoT(モノのインターネット)、切削クーラント液の量・濃度の自動管理の機能を提供する。
同社の新機種は2年ぶり。高機能と製造コスト抑制を両立させる視点で設計・製造が連携体制をとり、大型と小型の間に位置する中型機のコストパフォーマンスを従来より大幅に高めたという。