日産自動車への供給が多い部品メーカー6社の2017年4ー6月期連結決算が10日出そろい、5社が増収を確保した。
ファルテックは前年同期の赤字から各利益項目で黒字に転換した。日産の国内販売が前年同期比45.6%増と伸びたことが要因となり、各社とも国内で増収となったことや堅調な中国市場での売り上げ増加が利益を押し上げた。
北米市場は円高による為替換算の影響や受注車種の減産などにより、河西工業やヨロズなどが減収となった。「セダン系車種の受注が前年同期を下回った」(河西工業)。中国市場はスポーツ多目的車(SUV)が伸びており、荷動きは堅調という。
今後も引き続き伸長するとの見方が大勢だ。