機械生産額2年連続増 今年度2%増の76兆円
日本機械工業連合会が23日発表した機械工業の2018年度生産額は、前年度比2.2%増の76兆7703億円となる見通し。
国内で人手不足に伴う生産の自動化や20年の東京五輪・パラリンピック開催に向けたインフラ整備が進み、海外も法人税の減税効果で堅調な米国をはじめ各地域で好調が続く見込み。
2年連続のプラス成長の予想で、リーマン・ショックのあった08年度の水準(75兆6269億円)を上回るとしている。
一般機械や電気機械、情報通信機械など8分野の国内生産額の動向を公表した。このうち一般機械が同5.4%増の16兆3452億円の見通し。
産業用ロボットへの需要が高く、中国向けが大幅に伸びるとしている。土木建設機械も北米や欧州、アジアでのインフラ整備や鉱山機械市場の活性化により、増える見込み。