日系7社の9月中国新車販売−新車投入効果
日系自動車メーカー7社の中国での9月の新車販売台数は、トヨタ自動車をはじめとする5社が前年同月を上回った。9月単体ではトヨタ、ホンダ、日産自動車、マツダが過去最高を更新したほか、三菱自動車も2012年以来、過去最高となった。スポーツ多目的車(SUV)需要の高まりに加え、セダンなどの新車投入効果も寄与した。
ホンダが9カ月連続、日産とトヨタ、マツダ、三菱自がそれぞれ8カ月連続で前年同月実績を上回った。
日産はセダン「シルフィ」の好調に加え、「エクストレイル」や「キャシュカイ」などのSUVも同26.1%増の3万8774台となり、全体の販売を押し上げた。ホンダはSUV「CR―V」が同4.2%増の1万9582台と最も売れた。また主力セダン「シビック」は、同54.3%増の1万6032台と大幅に増加した。
トヨタは4月に一部改良したセダンの「カローラ」と「レヴィン」のハイブリッド車が寄与。マツダは「マツダ3アクセラ」を中心に販売を伸ばし、9月に投入した新型SUV「CX5」も貢献した。三菱自はSUV「アウトランダー」が引き続き好調に推移した。