工作機械受注、7月93%増 2カ月連続1300億円超
日本工作機械工業会(日工会)が発表した7月の工作機械受注額(速報値)は、前年同月比93.4%増の1349億7400万円で、9カ月連続の増加となった。1300億円を上回るのは2カ月連続。2月以降1000億円超えが続いている中、受注水準が一段上がった印象だ。
内需は同75.3%増の434億7800万円で、5カ月連続の増加。前月比では2.6%減と2カ月ぶりの減少に転じたものの、2カ月連続で400億円を上回るなど、回復傾向が続いている。
外需は前年同月比2.0倍の914億9600万円で、9カ月連続の増加。900億円超えは2カ月ぶりで、前月比も4.7%増と2カ月ぶりに増加した。中国のほか北米や欧州でも需要が拡大しているとみられ、「全地域的に良好な受注環境が継続している」(日工会)ようだ。