7月の新車販売、ホンダ「N-BOX」3カ月連続首位 人気を維持
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した7月の車名別新車販売によると、ホンダの軽「N―BOX」が前年同月比1・3%増の1万6715台で3カ月連続で首位に立った。4月に一部改良車種を発売し、底堅い人気を維持している。2位はスズキの軽「スペーシア」で同12・1%増。2月に一部改良した効果が続く、トヨタ自動車の小型車「ヤリス」は同19・7%増で3位に入った。
4位はトヨタの乗用車「カローラ」で前年同月比15・4%減の1万2370台。前年同月に比べ台数は減ったものの、5月に「カローラセダン」「カローラクロス」などを一部改良した効果が見られた。
5位はダイハツの軽「ムーヴ」。6月に新型車を発売して以降、好調な販売が続き、同2・2倍の1万1300台と躍進した。一方、同社の軽「タント」は同38・1%減の7782台と大幅減。仕入れ先からの部品供給の制約による工場の稼働停止が響いた。
このほかトヨタの小型ミニバン「シエンタ」は同18・8%減。8月の改良モデル発売を見据えた買い控えなどがあったとみられる。ホンダの小型ミニバン「フリード」も同22・2%減と大幅減で「2024年に8年ぶりに全面改良した効果が一巡したようだ」(自販連)。
全軽自協は「7月は前年同期に比べ販売が減少した車種が多い。一過性なのか継続するのか、市場を注視する必要がある」としている。