スター精密、スイス型自動旋盤を8月投入 大径部品加工に特化
スター精密は自動車、油圧・空圧装置分野などの大径部品加工向けのスイス型(主軸移動型)自動旋盤「SR―32JIII」を8月に発売する。背面加工用に6軸型ユニットを搭載した直線制御軸5軸の「タイプA」、Y2軸制御付き8軸型ユニットを搭載した直線制御軸6軸の「同B」がある。消費税抜きの価格はAが1080万円、Bが1230万円。シリーズ合計で年間300台の販売を目指す。
同旋盤は大径部品加工向けの主力機「SR―32J」をリニューアルしたシリーズ最新モデル。最大加工径は32ミリメートル。
正面加工用のくし刃型刃物台回転工具に、加工部品の形状に応じて工具ユニットが取り換え可能な2カ所のカートリッジポジションを備えた5軸型と6軸型のほか、クロス加工専用の6軸型の3タイプを用意。顧客のニーズに応じた最適なツーリングレイアウトを選べるようにした。
機械構造面では、くし刃型刃物台に独自の「スラント型すべり案内面構造」を採用。機械剛性を高め、長時間にわたって安定した高精度連続加工を可能にした。