日本工作機械工業会(日工会)が発表した8月の工作機械受注実績は、前年同月比23・3%減の678億9100万円で、23カ月連続で減少した。ただ中国市場が牽引(けんいん)役となり、減少幅は7月(31・1%減)よりも縮小。今後の米中関係や新型コロナウイルス感染症の動向に注視する必要はあるが、受注底打ちへ期待感が増している。
内需は同38・6%減の230億4100万円で、21カ月連続の減少。200億円を上回るのは3カ月連続で、前月実績と比べると7・1%減少した。外需は12・0%減の448億5000万円で、23カ月連続の減少。400億円を上回るのは3カ月連続で、前月比0・3%減となった。