工作機械受注、8月86%増 6カ月連続1200億円上回る
日本工作機械工業会が発表した8月の工作機械受注額(速報値)は、前年同月比86・2%増の1265億8700万円で、10カ月連続の増加となった。営業日数が少なかったことで、前月比は3カ月ぶりに減少。それでも外需が引き続き堅調で、補助金効果などによる内需の拡大もあり、6カ月連続で1200億円を上回った。
内需は前年同月比2・0倍の462億1900万円で、6カ月連続の増加。450億円を上回るのは2カ月連続で、前月比も3カ月連続の増加となった。日工会では「需要の自律的な回復傾向が続いていることに加えて、事業再構築補助金や、ものづくり補助金も貢献しているとみられる」(調査企画部)としている。
外需は前年同月比78・9%増の803億6800万円で、10カ月連続の増加となった。前月比では、2カ月ぶりに減少したものの、6カ月連続で800億円を上回っており、高い水準を維持している。