機械工具上場商社9社の2017年3月期決算が出そろった(トラスコ中山は2017年1-3月期決算)。4社が増収を確保し、5社が減収となったが、上期のマイマスを下期以降の回復で吸収し、減少も小幅におさまった。その回復は力強さを増している。半導体や建機は復活し、海外でも電子機器製造受託サービス(EMS)を中心とした中国の投資も活発となっていることなどから、通期では全社が増収を見込む。さらに、ロボットをはじめとする自動化関連も成長市場として期待されており、エンジニアリング機能を強化する企業も多く、自動化投資を取り込む動きも本格化している。