7月の普通トラック販売、9.9%減の6916台 中型振るわず
トラック業界関係者がまとめた7月の普通トラック(積載量4トン以上の大型と中型トラック)の販売台数は、前年同月比9.9%減の6916台となり、2カ月連続で前年同月の実績を下回った。三菱ふそうトラック・バス以外の3社が前年同月割れとなった。大型トラックは堅調だったが、中型トラックが振るわず、中型の販売減が全体の数字を押し下げる傾向が6月から続いている。
車型別では大型は同3.7%増の4337台だった。いすゞ自動車以外の3社が前年同月を上回った。いすゞ以外の各社は、17年に大型トラックの新型車両を発売している。新型車への切り替えが好調に進み、台数を伸ばしている。中型は同26.3%減の2579台となり、全社が前年同月を下回った。中型は5月から伸長率が2ケタ台の減少となっており、不振が続いている。
メーカー別のシェアは、大型は日野自動車が同1.7ポイント増の37.6%で首位。中型はいすゞが同2.9ポイント増の47.5%でトップとなった。
中型のカテゴリーでいすゞがトップに返り咲いたのは、2月以来5カ月ぶりとなる。