アイシン・エィ・ダブリュは26日、岐阜県瑞浪市で新たに工場用地と建屋を取得したと発表した。今後は自動変速機(AT)の工場として全面的に設備を改修する。ATの増産で高まる国内工場の負荷を抑える狙いがある。取得したのはソニーの旧工場で、敷地面積22万4838平方メートル、工場棟の建築面積は2万8800平方メートル。
稼働時期は未定だが、国内では愛知県安城市や同岡崎市の2工場などに続く5カ所目のAT工場となる。
同社はATの世界最大手。2018年3月期は前期比12.8%増の980万台のATを販売する計画で、生産体制の拡充を急いでおり、地元での新規雇用も検討していく。