北川鉄工、旋盤用パワーチャック インドで生産
北川鉄工所は11月にインドで旋盤用パワーチャックの生産を始める。南部のベンガルールに建設した工場で部品加工から組み立てまで一貫生産し、現地の工作機械メーカーに納める。当初は2019年11月の稼働予定だったが、コロナ禍を受けて延期していた。
新工場はすでに完成している。日本から送った部品に加えて、一部の部品を現地で加工して組み立てるという部分的稼働を始めている。11月には部品加工を現地生産に切り替え、本格稼働する。
11月以降の生産能力は月間300台。設備投資額の4億円は、19年の時点と変わっていない。
同社ではこれまで、インド向けチャックは日本から輸出してきた。現地工作機械メーカーの伸びが見込めるとして現地生産する。