不二越、CNC旋盤向け工具 側面用・バリレス型追加
不二越はコンピューター数値制御(CNC)自動旋盤用工具「LAシリーズ」を拡充する。側面加工用のエンドミルや切削加工時のバリを極小化する「バリレス」タイプのドリルを追加し、21日に発売する。加工対象物(ワーク)との距離が短く、取り付ける工具の突き出し長さに制約があるくし形刃物台向けに開発した。突き出し長さが一定で、工具交換時の干渉を回避できる。自動車や医療部品などの加工メーカーに訴求する。
発売するエンドミルの「LAアクアREVOミル」は、切削加工中に発生するびびり振動を抑えることにより、安定した加工と長寿命を実現する。パスの回数を減らせるため、サイクルタイムを従来比10分の1に短縮できる。
消費税抜きの価格は、2枚刃の直径6ミリメートルタイプが4210円から。クロス穴のバリレス加工を実現した「LAアクアREVOドリルバリレスショート20P」は、直径3ミリメートルタイプで7560円。
LAシリーズは工具の突き出し長さを一定にすることで、工具交換時の逃がし動作を不要とし、サイクルタイムを短縮できる。従来、くし形刃物台は突き出し長さをそろえないと干渉するため、逃がし動作やプログラムが必要だった。
また取り付ける際の制約が多く、工具の長さによって突き出し長さがそろわない場合やシャンク部を切断してそろえる必要があるなどの課題があった。
近年、小型自動旋盤の販売が伸びており、それに合わせて小型部品の加工ニーズも高まっている。
不二越は今回の製品群拡充をテコに、そうした需要を取り込み、拡販につなげる。
