ブラザー、多面同時5軸加工の小型MC発売
ブラザー工業は同時5軸制御機能を搭載した主軸30番テーパの小型マシニングセンター(MC)「U500Xd1―5AX」を発売した。大型の傾斜ロータリーテーブルを搭載して多面加工を可能にした従来機種「U500Xd1」に、同時5軸機能を付けた追加モデルとなる。価格は1355万円(消費税抜き)。
ポンプや発電機、自動車のターボチャージャーなどで使用するインペラ、人工骨などの加工での利用を想定。立体的で複雑な形状の部品加工ができ、滑らかな曲線形状が必要な部品にも適する。
U500Xd1および同5AXは、主軸30番の小型MCながら、治具エリアを最大限に広くなるように設計した傾斜ロータリーテーブルを標準で搭載。小さい本体サイズを維持しつつ、従来モデルや小型複合加工機より大きな加工対象物を扱えるようにした。
また、工具交換装置は工具収納本数が従来からの14本、21本のタイプに加え、28本も選択できるようにし、複雑化、大型化する部品加工のニーズにも対応する。