曽根田工業、振動が起きにくい構造の刃を採用した超硬エンドミル
曽根田工業は、AlCrN(窒化アルミニウムクロム)コーティングで振動が起きにくい構造の刃を採用し、安定した加工ができる超硬ラジアスエンドミル「M200―4ES」を発売中。
刃径は1ミリ―16ミリメートルの範囲で計18種類を用意。種類によっては即納が可能。
刃形は底刃の角度が不均一な「少不等ピッチ」と、隣り合う刃のねじれの角度が異なる「不等リード」で、加工精度に影響が出る振動を抑える。対応する素材は鉄やステンレス、鋳鉄で、溝入れや肩削りなど幅広く加工できる。
利用者が望む必要な機能に絞って価格を抑え、「普通に使える工具」(曽根田社長)をコンセプトとする自社製品「FUTOOL(フツール)シリーズ」の第2弾。シリーズは好評を得ており、今後も旋盤用工具やホルダーなどラインアップを拡充する方針。