乗用車8社の世界生産、2月1%減 2カ月連続減194万台
乗用車メーカー8社が発表した2月の生産・販売・輸出実績によると、8社合計の世界生産台数は前年同月比1・1%減の194万3619台となり、2カ月連続で前年同月の実績を下回った。北米がハイブリッド車(HV)需要もあり全体的に堅調な一方、現地メーカーが台頭している中国は台数を減らす傾向が見られた。中国メーカーは東南アジアなどへの進出を加速しており、今後はグローバルでさらなる競争激化が予想される。
トヨタ自動車はスポーツ多目的車(SUV)「RAV4」を新型に切り替えた影響や稼働日の減少により世界生産が前年同月比3・9%減となった。北米販売はHVの好調さもあり増加。日本販売は「環境性能割」廃止前の買い控えで減った。
ホンダは世界生産が3カ月ぶりに減少した。中国が同25・7%減と5カ月連続で減少した。コスト、性能の両面で現地メーカーに対抗するテコ入れが急務となっている。日産自動車は米国が好調な一方、日本生産はSUV「エクストレイル/ローグ」の台数減により24カ月連続で前年同月を下回った。
スズキはインド生産が物品・サービス税(GST)改定効果もあり同19・2%増え、2月として過去最高を更新した。三菱自動車は国内向けで新型車が好調。海外生産は新型SUV「デスティネーター」がけん引したのに加え、ピックアップトラック「トライトン」の需要増が支えた。トライトンは5月に英国向けの仕向けも新たに始める。
マツダは新型SUV「CX―5」の本格生産を開始し、国内生産が増加。SUBARU(スバル)は国内の混流生産ラインが立ち上がり段階のため電気自動車(EV)のみを生産し、国内生産台数が同17・3%減少した。ダイハツ工業は国内生産・販売が堅調な一方、海外販売はインドネシア、マレーシアが軟調で、海外販売全体で4カ月ぶりに前年同月を下回った。
