川田鉄工、スクロールチャック 薄肉ワークでも歪みなし
川田鉄工は、厚さ1ミリメートル以下の薄肉の加工対象物(ワーク)でも歪みがなく、強くチャッキングできるスクロールチャックを発売した。ワークの外径と内径をそれぞれ押さえる爪を持ち、つまむようにつかむのが特徴。他社製を含む従来品と違って、外爪と内爪が独立してストロークできるため、内外径と厚みへの対応範囲が広い。
完全受注生産品。チャックの仕様などで異なるものの、参考価格は約200万円から。
新製品の「自動スクロールチャックEPS―207―25―2P―6WC」は、外爪と内爪の個別制御で、ワークが歪む課題を解消した。
同社従来品と同様に爪の移動はサーボモーターによって自動で行え、手動操作が不要。
同モーターの制御で把握力の任意設定が可能で、多様な材質のワークに合わせて調整できる。