ブラザー、CNC搭載小型複合加工機に新モデル 工具最大28本搭載
ブラザー工業は、最新のコンピューター数値制御(CNC)装置を搭載した小型複合加工機の新機種「スピーディオ M200Xd1」「同 M200Xd1―5AX」を発売したと発表した。操作性を向上させるとともに、これまで22本だった工具を最大28本搭載できる仕様を追加。「5AX」は同時5軸加工制御に対応した。価格は1142万円(消費税抜き)から。
2019年に発売した「M200X3」の後継機となる。マシニング加工と旋削加工の双方ができ、工程集約を可能にする。新たに装備したCNC装置「CNC―D00」はタッチパネル式の15インチ液晶で直感的な操作を実現。消費電力や稼働率など生産に関わる情報を「見える化」するアプリケーションを搭載する。
新機種の投入に併せて、搬入・搬出を自動化する専用のローディングシステム「BV7―870Ad」も発売した。「M200Xd1」のほか、スピーディオシリーズの「S300Xd1」「S500Xd1」に搭載可能。価格は316万円(同)。