ジェイテクト、CNC円筒研削盤改良 小型シャフト量産に特化
ジェイテクトは最長320ミリメートルの小型シャフト部品の量産加工用にコンピューター数値制御(CNC)円筒研削盤を改良し、ストレート研削用「e300GPi」、アンギュラ(斜め)研削用「同GAi」として発売した。消費税抜きの価格はともに1590万円。合計で年間30台の販売を目指す。
設備状態の見える化や設備診断などの高機能を持ちディスプレーも大きい制御装置「TOYOPUC―Touch」や、高剛性・低振動・低熱変位のベッドを採用した。防熱カバーも追加し、熱によるベッドの寸法変化を30%改善した。
加工対象物(ワーク)の保持機構は、左右の主軸台でワーク両端をつかむ従来仕様に加え、主軸台と心押台、主軸台1台のみでの保持の2仕様も選択可能にした。